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学習を力に世論形成を
申し込みは大阪安保まで

 ■1からわかる日米安保
   (A5版48頁1部200円)
 ■安保がわかるブックレットG
   (A5版64頁1部400円)

 ■原発・原子力空母と日米安保
   (A5版48頁1部200円)
「原発と原子力空母と日米安保」パンフ

   目 次

T 原発と日米安保―日本への原発導入とアメリカの戦略

U 原子力空母・原潜と原発

V 原発からの撤退と原子力空母母港化の撤退を




沖縄・宜野湾市長選 伊波洋一さんの勝利で

  普天間基地の無条件返還を!

昨年2月8日沖縄連帯するつどい 安里猛市長の病気辞任にともなう宜野湾市長選に(2月5日告示、12日投票)に、共産党、社民党、沖縄社会大衆党の要請を受けて伊波洋一前市長が立候補することになりました。伊波さんは立候補の理由として、@普天間基地問題の解決 A街づくりや産業振興、人材育成策の実現などをあげています。
 一方、相手候補の佐喜真淳自民党県議(自民党、公明党推薦)は沖縄戦の本質を歴史教科書から排除し、皇室や自衛隊を美化して改憲をめざす極右団体「日本会議」の構成員で、隣国の脅威を煽り、日米同盟の強化、在日米軍の必要性を説いてきた人物。このような人物に宜野湾市政が渡れば、新基地建設をめぐる環境影響評価の手続きが強行されるなか、知事意見にも大きな影響が及ぶ恐れもあります。大阪実行委員会は、沖縄県統一連や中央実行委員会の呼びかけに応えて、現地への支援・激励のカンパと寄せ書きなどに取り組むとともに、2月3日から現地支援隊を派遣する予定です。 (上記写真は、昨年の2月8日の「沖縄連帯のつどい」)

岩国市長選に支援を
 
1月18・19両日4人、吉岡さんを応援

 米空母艦載機の岩国基地移転や米軍住宅建設問題などを最大の争点とする岩国市長選(1月22日告示、29日投開票)は、基地撤去・安保廃棄にむけた重要な政治戦です。大阪実行委員会は、1月18・19両日、植田事務局長、北川・中央区事務局長ら4名を現地に派遣、カンパと寄せ書き(写真)を届けるとともに、吉岡光則候補の応援のための活動(メガホンと宣伝カーによるスポット宣伝)を雨中行いました。







岸和田安保・定期総会に25名、安保学習かねて

 岸和田安保破棄実行委員会は、1月20日午後6時半より、市職員会館で定期総会を開催しました。総会は学習会と総会の二部構成。学習会では、大阪安保の上羽事務局次長が一時間余にわたりパワーポイントをつかって原発事故による放射能汚染、TPP参加問題の裏にも安保条約がひそんでいることなどを説明。総会では毎月の「23行動」をはじめとする昨年一年間の活動を振り返るとともに、新年度の役員を選出しました。



新しい年を迎えて 各団体・地域代表から決意
(敬称略)
  安保廃棄を視野に入れた大運動を

 1995年秋に起こった沖縄での米兵による少女暴行事件に、基地なくそうの声と運動が大阪でも一気にひろがりました。翌年の日本の主権と平和を守る1・15沖縄連帯集会には、新婦人も64人が参加。帰ってから、ただちに「米軍基地はいりません」の意見広告カンパにとりくみ、街頭でもカンパ活動とあわせ、たくさんの怒りや激励の声が寄せられました。意見広告の真ん中には、いわさきちひろの描いた少女のイラストが、大阪の女性たちの平和の意思をまっすぐに届けました。
 「安保再定義」を掲げ自衛隊が大阪港に寄港。その後もたびたびやってくる米艦船に、新婦人も「親子ばと」をなびかせて抗議行動に参加しました。
 「核も基地もない日本を・新婦人」と書いたアドバルーンが高く上がった1996年の6月23日には「沖縄連帯・安保なくせ」と1万5千人の集会が成功。安保を知らない世代にもと「アンポVSケンポウ」の紙芝居で対話をひろげ、府内146カ所で開かれた産直交流会でも「農業つぶす根っこに安保」と話し合いました。TPPといい、どこまでアメリカにすり寄るのか、ここを断ち切るためにも安保廃棄を視野に入れた大運動が求められています。
 日本の平和を脅かす根源にある日米安保条約は、日米合同演習や思いやり予算、軍事費の拡大などアメリカのいうままに再編強化されてきました。3・11後、なによりも、被災地の人たちのくらしの再建をと願うとき、この国の軍事予算が縮小もされずに5兆円も組まれていることに怒りの目を向けずにいられません。
 安保改定50年の2010年に、新婦人がつくった『安保おしゃべりBOOK』は大阪で2000冊普及し、班や小組で読み合わせたり、学習に太いに活用しています。
 今年、創立50周年を迎える新婦人は、記念運動として憲法とジェンダーの視点でいのち・くらしを守る社会をめざします。その運動のなかでも、くらしの切実な願いを語るように、安保を語れたら。予定されている500カ所学習会で、学びと対話のちからをつけていきたい。沖縄の新基地建設反対・日本のどこにも米軍基地はいらない、の大きなうねりを大阪からも!


代表幹事 川本 幹子(新婦人大阪府本部会長)  
  歴史的岐路にたち閉塞感を突破して  

 深い雪に見舞われ終日、囲炉裏を囲み、ゾウリや蓑、縄あみなど藁仕事で過す奥琵琶湖の田舎の生活、新聞は午後になってようやく届く、TVもないユックリとした時が流れていた私の小学生時代を思い起こす。
 それに比べ日々の営みのなかで激動を実感する現代、「アメリカ言いなり」「大企業奉仕」の枠組み政治は破綻し、さらに東日本大震災・東電福島原発事故に対する混迷政治に、国民の閉塞感は募りの極みに至っている。地域で活動していても情勢が激しく動いていることを感ずるが、人工衛星から世界を、そして日本を政治的に観れば歴史的岐路にあることが透けてみえるでしょう。
 実際2010年1月の沖縄・名護市長選、続く11月の沖縄知事選にも参加したが、この激しい二つの選挙戦は「ポイント・オブ・ノーリターン」と言われるまでになった。その後の経過を見ると政府をはじめ大手マスコミ挙げて辺野古新米軍基地建設を誘導しようとしても「海にも陸にも米軍基地は造らせない」と沖縄世論は一歩も引かない「オール沖縄」に発展した。歴史的岐路にたち閉塞感を突破して前へ押し進める活動へ、さらに関れる年にしていきたい。中央区地域での「23行動」宣伝は昨年の12月で連続177回目になり更に旺盛な宣伝を展開していきたい。
 「諸悪の根源」安保条約廃棄の活動で前進あるのみ。そういう時代に活動していることの重要性を理解して今年も地を這った活動を進めたい思いです。


 北川 恒雄(中央区安保事務局長)  
  国民とともに国民の中へ

 昨年10月22日の定期大会で大阪国公の書記長に就任すると同時に大阪安保担当になりました野満(のみつ)誠と申します。
 昨年はダブル選挙の投票日に、引かれるような後ろ髪はないのですが、後ろ髪を引かれる気持ちのなか、大阪国公の仲間の暖かい支援を受けて、沖縄で開催された日本平和大会に初めて参加させていただき、辺野古、高江の現地の方々を始めとした様々な方々と交流を深めることが出来ました。
 今年も、大阪国公のスローガンである「国民とともに、国民の中へ」を実践するため、外に出て行く活動、特に諸悪の根源である安保破棄を目指す平和の活動に積極的に取り組んでいきます。


野満 誠(大阪国公書記長)

  沖縄復帰40年、「安保は不要」の声を

 私は兵庫県の西端にあるど田舎(中山間地)で生まれました。小学校の頃の給食は、毎日まずい粉ミルクとパンで、家に帰れば米はいくらでもあるのにご飯はありませんでした。
田舎での仕事は、百姓か土方(建設業)ぐらい、後は役場の職員、農協で、就職して生活の安定を考えれば、都会に出て会社員になることでした。これが安保条約の問題であることは分からず、両親と田舎を放って就職をしていくのです。
 私は、今の職場に就職をし、労働組合に加入をしましたが、積極的に入ったわけでもなく、周りの人たちに合せて参加する程度のノンポリ的な青年でした。しかし、平和友好祭や原水禁大会、基地調査などに参加し、学習をする中で、アメリカの横暴さと日本政府の卑屈な政治姿勢に怒りを感じ、さらに運動を強めて行かなければと若き正義感を燃やすようになりました。現在においては、労働組合役員となって社会の矛盾になぜ国民は目を向けないのか。
 安保条約は憲法の上に有って、アメリカに言われれば何も言えない制度とでも思っている人。日米同盟と安保は、同意語と思っている人。安保が有るから日本が先進国の仲間入りが出来たと思っている人。など一人ひとりの安保に対する考え方が違い、マスコミは安保については語らずに、現在の政府は、日米関係の基軸と言う言葉に変えて、国民への説明にアメリカの要求と日本国政府の立場として語られる。
 沖縄などの米軍基地問題、農産物や医療・保険などのTPP問題、公共事業やエネルギー政策などの国内問題にまで入り込む安保条約が国民には、分かりにくく、力を持った特異な存在として横たわっているように思わされている。また、沖縄とか、農民など大阪の労働者には関係ないかのように扱われ、差別化と分断の道具にもされている。
 私たちの生活に本当に必要のない条約は、わずか10条ほどの条文で、いつでも当事者の一方が「不要」と言えば1年後には廃棄出来る。
 沖縄復帰40年の今年こそ、「安保は不要」の声を大きくしよう。


高本 幸義 (大阪自治労連組織部長)
  延長線上ではない創意、工夫を

 「ここでは占領は終わっていなかった」カタログハウス「通販生活」最新号表紙の見出しで、ノンフィクション作家の森まゆみさんが、通販の人気商品・メディカル枕を抱えて普天間基地ゲート近くで2泊し、その体験レポートをトップ記事で紹介したものです。
 沖縄は今年、本土復帰40年目を迎えます。しかし、普天間をはじめ極めて危険な米軍基地がいまだ存在し、県民の生活は日々危険にさらされています。日本全体の軍事基地機能強化も軽視できません。
 こうしたなか、普天間基地返還、県内移設反対で結束する「オール沖縄」のたたかいは、日米両政府を大きく追い詰めています。
 「オール沖縄」の一角を切り崩そうと、宜野湾市長選挙には、「大阪維新の会」議員も多数加わる「日本会議」所属の自民党県議が立候補しました。彼らの狙いは「古い日本」への回帰であり歴史の逆行といえるもの。私たちがめざすのは「新しい日本」。国民がどちらの未来像を選択するのか、「歴史的岐路」に臨んで国政変革をねがう私たちのたたかいは、これまでの延長線上ではない創意工夫が必要ではないでしょうか。
 今年、安保破棄実行委員会は全国に「安保学習会」をよびかけ、大阪は500ヵ所学習会の目標をかかげました。「新しい日本」を築くうえで、安保条約廃棄は試金石ともいえる課題です。「新しい日本」への希望を語りあうためにも、組織内のとりくみにせず、安保条約を国民的規模で学ぶ企画に挑戦しようではありませんか。共産党府委員会は「綱領学習会」と結んで多様にすすめることを確認しました。辺野古新基地建設の狙いは、沖縄県民の新たな怒りを呼んでいます。県民への連帯を大阪で広げ、「基地のない平和で美しい沖縄・日本」をめざす決意新たです。

福井満知子(共産党大阪府委員会平和連帯部)


(※各見出しは事務局でつけさせていただきました)


寒風ついて国会開会日昼デモ (1月24日)

  通常国会が開会された24日、大阪実行委・国民大運動実行委・憲法会議のよびかけで、強風と厳しい寒気の中、「アメリカ言いなり、国民いじめの悪政やめろ」を掲げてデモが行われ20余の団体から約百人が参加しました。
 中央公会堂前の出発集会では、宮武大運動事務局長の主催者挨拶に続いて、共産党・清水ただし府副委員長、憲法会議・梅田幹事長が決意を述べ、激動の年、消費税増税、社会保障改悪、国会定数削減、TPP参加、普天間・辺野古基地問題・原発ノーなど、重要課題が目白押しの国会に向けたたたかいを共同して強めることをよびかけました。