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大阪安保で取り扱っている書籍とパンフ

★『1からわかる日米安保』(B5版48頁) 200円 2011年4月発行 

★『普天間問題と安保50年』 (安保がわかるブックレットEB5版65頁) 400円 2010年6月発行

★『原発・原子力空母』(安保がわかるブックレットGB5版64頁) 400円 2011年10月発行

●牧 俊太郎著 『「米国のポチ」と嗤われる日本の不思議』 (B5版288頁) 1,500円 本の泉社 2011年12月発行
●末浪 靖司著 『対米従属の正体・・米公文書からの報告』 (46版288頁) 2,200円 文研 2012年6月発行

ミニパンフ 高江ヘリパッド反対 『平和な生活を壊さないで』  (A6版16頁)  100円 沖縄県統一連  2011年6月発行

ミニパンフ 『横須賀の港に浮かぶふたつの原子炉』   100円  2011年6月発行

諸悪の根源 安保のない日本へ
1月5日(土)午後2時から 阿倍野区民センター

 来年2013年は、「集団的自衛権」など日米安保の拡大か安保を廃棄して憲法を守る道かの対決が、真正面で国民的な論争になる年になりそうです。
 そうした状況に、ぴったり合う学習会が、正月の5日(土)午後2時から行われます。関西勤労協が行う創立60周年記念・新春学習集会「諸悪の根源/安保のない日本へ」で、国際政治学者の畑田重夫さんが講演されます。会場は阿倍野区民センターで、資料代として1000円必要です。
 大阪安保としても、この学習会を位置付けて取り組みをすすめ、チケットも扱っています。ぜひ、多くの方の参加をお願いします。


畑田重夫さんを囲んで『わたしの安保学習方法論』
1月6日(日)10時から 関西勤労協・会議室

 さらに、翌日の6日(日)の午前10時から、関西勤労協の会議室で畑田重夫さんを囲んで、「わたしの安保学習方法論」の講演も行います。
 この学習懇談会は、活動家が「どのように安保学習をすすめたらいいのか」という疑問に応えていただくとともに、月刊誌「平和運動」で示された平和活動家への提言や組織の進め方・次世代育成なども合わせてお話しされます。その後、会場の参加者の皆さんと懇談を深める内容です。定員は30名ですので、事前申し込みを関西勤労協か大阪安保まで連絡してくさい。



日本平和大会(11月23日〜24日、東京)に
参加して

 11月23日から25日まで、東京で日本平和大会が行われました。
 今回初めての参加でしたが、国際会議などの刺激的な内容に、視野が広がった思いをしました。
 最初の国際会議の演説は、ASEANの議長国カンボジアのノン・サカル氏の講演でした。軍事同盟や軍事力に頼らない安全保障を実践するASEANの課題を要領よくまとめられていました。東南アジア非核地帯の設定や南シナ海での中国との領土問題におけるASEANと中国との対話協議の重要性など、東アジアの国家間の利害を団結・連帯して解決していく姿勢には学ぶものがあります。結論で、「平和、安全、安定なしには経済発展と地域統合は実現できない」という決意は、旧来の伝統的課題と新しい課題に向き合って、困難を解決してきた1973年以来の歴史と教訓をものがたっています。
 国際シンポジウムでは、アメリカのジョセフ・ガーソン氏のアメリカの軍事戦略情勢の話に続いて、フィリッピンのローランド・G・シンブラン教授の米軍基地撤去と原発稼働をストップさせた話でした。自主・平和・独立を求めてきたフィリッピン国民の団結のすごさを実感しました。また、グアム平和正義連合のジュリアン・アグオンさんは、チャモロの人々が、米軍基地の建設によりさらに追い立てられている現状を訴えました。ちょうど、返還前の沖縄のたたかいの苦難と同じ状況で、土地や伝統、環境をどんどん破壊されることに怒りを感じました。連帯の意識ばかりでなく、連帯の兵站学(ロジステックス)も発展させる必要があるとの意見は、私たちの運動にとっても重要な指摘でした。
 韓国の代表イ・テホ参与連帯事務局長は、「2013年に朝鮮戦争を終わらせよう」という運動が広がっていることや、北朝鮮の核問題についても交渉に引き入れる新しいアプローチの努力を説き、2015年NPTの議題に北東アジア非核地帯化をすすめようという決意は、参考になるものでした。
 いま、「力には力で」「核を持つなら、日本も核を持て」という論理が極右の勢力からささやかれる中で、隣国の韓国で、軍事的緊張を阻止するために、自主的な運動を進めることが、国民どうしの平和構築を進める役割をもっているとの主張に共感を感じました。
 2日目は、安保廃棄の展望を語るシンポジウムに参加しましたが、前日の国際シンポの到達や展望をもとに、日本の当面する安保廃棄の課題が重要であることを確認させるものでした。
 今回は、基地調査やシンポ分科会など都内のあちこちに分かれての参加であり、大阪の代表団での交流が十分出来なかったのが残念でした。しかし、1日目の終了後、金曜日にやっている原発ゼロの官邸前行動に参加したことや夕食懇談会の進行は、楽しいひと時となりました。
 改めて、日本平和大会の果たしている役割を評価するとともに、来年開催に向けて、何らかの経験や成果を報告できるように、運動の積み重ねと交流を重視することや青年をもっと多く参加させる体制を保障することが求められていると感じました。(植田保二大阪安保事務局長)


高江の支援カンパに取り組んでいます

  普天間基地に配備されたオスプレイは、北部ヤンバルでは、ジャングル戦を想定した訓練を行っています。東村高江では、オスプレイの使用が明らかなヘリパッドの建設が、総選挙中も住民の反対を無視して進められています。
 沖縄統一連から、高江で連日座り込みを続けているたたかいへの支援カンパの要請が届きました。11月以降、事務局が総会や集会で訴えたり、団体・個人へのカンパ運動をすすめてきました。
 12月5日に、第一次分として募金カンパ15万円と津軽のリンゴ5箱を沖縄統一連に送付しました。リンゴは辺野古や高江にも配ってほしいと頼みました。沖縄統一連ニュースで囲みのように紹介されました。引き続き高江支援カンパを取り組みますので、ご協力よろしくお願いします。
 なお、森住卓さん撮影の「高江カレンダー」(A4版・1000円)を数冊ですが、取り扱っています。

 

2012年を振り返って

 

 ◇オスプレイ配備反対のたたかい
 今年の大阪安保の主要な課題は、オスプレイ配備反対と撤回の運動でした。この間「世界一危険な『普天間基地』の撤去を」の運動は、沖縄県民を中心として日米両政府を追い詰めたのです。しかし、それをあざ笑うがごときのオスプレイの普天間基地配備を強行し、日米合意さえ守らない訓練で、沖縄の空を汚してきました。
 4・28沖縄シンポ(134名参加)でもオスプレイの危険性とその侵略性を明らかにし、5月15日の返還40周年を記念した大正区での宣伝行動を取り組みました。 
 6月29日に、アメリカからの接受国通報を受けて以降、急速にオスプレイ反対の声と署名運動を強めてきました。7月22日の岩国緊急集会には、広島県北の低空飛行訓練地域の調査も行いながら、バス参加と前泊で34名が参加してきました。9月9日のオスプレイ配備反対沖縄県民大会にも大阪から延べ約40名が参加してきました。
 また、全国のオスプレイ配備反対の統一行動として、10月23日の大阪集会(扇町公園)に、900名が参加しました。今後、本土での低空飛行訓練も実施されることから、全国的なたたかいとして、引き続き「オスプレイ配備撤回を求める新署名」などに取り組んでいきます。

◇相次ぐ米兵の暴行犯罪に怒り
 10月16日には、米兵2名による女性暴行事件が発生しました。すぐに抗議談話を日米首脳に送付し、18日には女性団体による米領事館抗議行動を行われました。11月2日にも中学生殴打事件が起き、11月9日緊急のアメリカ領事館抗議要請行動を50名で行いました。その後も、住居侵入や飲酒運転での追突事件など米兵犯罪は止まりません。
 「事件を起こしても基地に逃げ込めば助かる」という意識を作り出している日米地位協定や日米安保条約の屈辱的な内容に怒りが沸騰しています。

◇深まる日米合同演習
 1月22日には、「ストップ!ヤマサクラ61集会」(伊丹・昆陽池公園)が行われ、また10月14日には「あいば野での日米合同演習に反対する集会」にバスなどで参加してきました。「日米同盟の深化」により、合同演習の内容が、アメリカがイラク戦争などで使っているストライカー装甲車を参加させて日本の自衛隊との訓練や仮想敵国の侵入という想定での演習に変化して、より実戦的な合同訓練となっています。「軍事には軍事を」という防衛大綱の具体化が強められていることです。なお、あいば野の合同演習反対の立て看板では、大阪で105枚を立てて、反対表明してきました。

◇始まった安保学習と劇「普天間」、映画「ひまわり」のとりくみ
 「大阪安保500カ所学習運動」は、1月28日にスタート集会を開催し、安保学習が始まりました。オスプレイ配備や暮らしにどれだけ影響しているかなど安保の危険性とともに、安保を廃棄した場合の展望をかたることが求められています。事務局の集計では、50カ所になっていますが、今後も団体、地域で開催を強めていきます。
 年始から、青年劇場の劇「普天間」公演への協力をすすめてきました。
大阪で5会場(泉の森、八尾プリズム、堺市民会館、高槻現代劇場、ドーンセンター2回)6回公演で延べ2800名の参加者を得ました。
 また、沖縄・石川の宮森小学校への米軍ジェット機墜落事件を描いた映画「ひまわり」の製作協力運動にも取り組みました。大阪では84口の到達になり、12月21日の阿倍野区民センターでの有料試写会など上映運動が取り組まれます。学習や文化運動を通じて、沖縄のたたかいへの参加や安保への関心を強める取り組みを重視した1年でもありました。
◆映画「ひまわり〜沖縄は忘れない あの日の空を〜」公式ホームページ◆

◇大阪安保の歴史と意義を深める
 長年事務局長として奮闘されてきた「竹馬さんを励ます集い」が、2月19日に114名の参加で行われました。
 また、3年後に大阪安保が結成されて50年を迎えることから、編纂委員会が10月17日にスタートしました。現在、大阪安保の組織と財政の課題が困難を抱えていますが、この間大阪で安保廃棄を掲げ、民主勢力の中核となって運動を発展させてきた役割は大きく、その歴史と意義を明らかにして、今後の方向を示す時期になっています。同時に共闘組織として、各団体・労組が安保廃棄の課題を真正面から位置づける運動を強化する中で、その役割を発揮させることが必要になっています。




大阪安保の物品販売・事業活動

  今年も、大阪安保の事業活動にご協力いただきありがとうございました。おかげさまで、今年一年で、名護泡盛、日高昆布、三宅島アロエローション、津軽ほほえみりんご、千歳とうきび等の物品販売・事業活動をおこなってきました。
 ほほえみりんごは、今年から、産地からの直接配送になり、到着状況の把握が不十分でした。津軽農民組合との連絡を密にして、改善してきました。
 今回、周りの方に広げていただき、お一人で21人もの方から注文を取ってくださった方もいました。また、宮城で地震があったときに、避難している人たちに食べてもらおうと、現地に25箱送るように注文してくれた方もいます。
 形が少しいびつであるとか、キズが少しある程度で、味・香りなど良く、「安くておいしい」と好評です。
 昆布を届けさせてもらったその日に、すぐ代金を振り込んでくださった方もいて、大変ありがたく感じました。
 ほほえみリンゴのほうは、来年2月頃まで扱いますし、昆布、泡盛、アロエローションは、ずっと扱っていますので、引き続きご協力お願いします。