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アメリカが世界中の反対の声に背をむけ、国連憲章を踏みにじってイラクを攻撃してから、この3月20日で4年を迎えます。イラク国民の死者は数10万人、米兵の死者も3,000人をこえました。この戦争が何の大義もない無法で残虐な侵略戦争であったこと、多くの尊い命が奪われた戦争と軍事占領が完全に失敗したことは、もう誰の目にも明らかです。 ところが、ブッシュ大統領は、国内外で高まる「撤退」の世論に挑戦して、2万人をこす米兵を増派し、引き続き軍事占領を続けようとしています。これを許せば、今後どれだけ多くの罪なきイラク市民が傷つき、殺されることになるのか――、私たちは黙ってはいられません。 当初、イラク戦争に派兵した38ヶ国のうち、20ヶ国以上が撤兵、第2の派兵国であるイギリスも「段階的撤退」を決めたというのに、安倍内閣は、いまだにイラク戦争を正当化し、米軍増派を支持し、米軍を支援する航空自衛隊の派兵を続けています。 また、すでに防衛庁は防衛省に昇格され、自衛隊の海外活動が「本来(主要)任務」にされました。しかも在日米軍の三沢基地からはF16戦闘機が、嘉手納基地からはヘリ部隊が相次いでイラクの軍事攻撃に出動するなど、日本がこの無法な軍事行動の拠点にされています。 今国会で憲法改悪のための「手続き法案」や、米軍基地強化のための3兆円負担など再編関連法案を強行して、日本を「戦争する国」につくり変える動きが強まっている時、憲法9条をもつ日本国民がこれを阻止するとともに、平和を願うアメリカ国民や世界の人びとと連帯して、「イラク占領やめよ、米軍は撤退せよ」の声をあげることは、国際的な責務ではないでしょうか。 1月27日ワシントンで50万人の反戦集会が開かれたように、「3.20」に向けて、アメリカはもとより世界各国でイラク反戦と国連憲章にもとづく平和の回復をめざすさまざまな行動が大きくとりくまれることが予想されます。 そして、改憲、日米の「血の同盟」を掲げる安倍内閣の危険な路線は、支持率の急落に見られるようにすでに大きな矛盾に直面し、閣僚の更迭など政権の土台が崩れつつあります。国会情勢からみても重要な局面を迎える「イラク戦争4年・全国いっせい3・20行動」にあたって、私たちは、全国のさまざまな行動に呼応して、大阪でも下記の集会を開催することになりました。 つきましては、3団体の構成団体をはじめ、これまでの「3.20集会」(06年は「3.19」) にご参加いただいた広範な各団体のご賛同と大きなご協力を、ぜひお寄せいただきますようお願いします。
全大阪労働組合総連合 Tel 06-6353-6421 大阪憲法会議・共同センター Tel 06-6352-2923 |
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2007年
3.20大阪集会 |
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