「12.1」緊急集会に800人
住民虐殺やめよ、自衛隊撤退せよ!
大阪実行委員会がよびかけた「米軍のファルージャでの住民虐殺糾弾、自衛隊のイラク派兵延長許すな!ただちに撤退を!中部方面隊の派兵反対!12・1緊急大阪集会」には、一般市民も含めて800人以上が参加しました。
会場の中之島公園では市役所南側のプロムナードにこの日からイルミネーションが点灯され、点灯式に参加して散策する市民もイラクの子どもたちの痛ましい姿を次々映し出すビデオ(西谷さん作成のDVD「戦争あかん」投影)に足を止め、集会に注目しました。
集会では、植田保二代表幹事(大阪労連議長)の主催者代表あいさつに続いて、[イラクの子どもを救う会」代表の西谷文和さんが連帯を込めた特別報告を行い、米軍の虐殺と無法行為を一刻も早くやめさせようと訴えました。また、佐世保で開かれた日本平和大会に参加した府職労青年部、自衛隊派兵延長についての「1万人国民投票」にとりくんだ大阪民医連の代表、日本共産党山下よしき・府副委員長が、報告と決意を表明しました。
「行動提起」に立った竹馬稔事務局長は、中部方面隊の派兵にもふれながら、特に11・30〜12・14の「全国行動強化期間」の中で日米政府・与党議員への抗議の集中、アメリカ総領事館への抗議行動の強化、府下各地での宣伝行動の展開を強調しました。
短時間の集会の後、手に手にキャンドルや「光り物」、横断幕を持った参加者は、アメリカ総領事館前を経て「大阪駅前第2ビル」前までシュプレヒコールを轟かせながら行進しました。
11月11・22日の2回、米領事館に抗議
ファルージャ攻撃・住民虐殺を糾弾
8日から開始された米軍によるファルージャ総攻撃。大阪実行委員会は11日の昼、約30分間、梅新東のアメリカ総領事館前で米軍の蛮行を糾弾し、即時停止を要求する抗議行動をおこないました。あいにくの雨になりましたが、各団体から50余人がかけつけ、抗議の意思表明とシュプレヒコールを繰り返しました。
竹馬事務局長が緊急行動の趣旨と意義を強調する挨拶をおこなった後、新婦人府本部・加藤会長をはじめ大教組・民青・自治労連・共産党などの代表がマイクを握って訴え、平和委員会・工藤事務局長がブッシュ大統領への抗議文(左掲)を読み上げました。
ファルージャでの攻撃作戦をただちに中止することを求める
アメリカ合衆国大統領
ジョージ・W・ブッシュ殿
アメリカ軍は、イラク全土での戦闘行動とともに、ファルージャへの総攻撃をおこなっている。これは事実上、無辜の市民を無差別に大虐殺する非人道的な大軍事作戦である。
われわれは、国際法に違反するこの攻撃作戦をただちに中止することを強く要求する。
このことは、アナン国連事務総長も要請しているように、平和を求め、良心を持つ世界のすべての人びとの叫びである。
そもそもイラク戦争は、大義のない侵略戦争であり、引き続く軍事占領も無法極まりないものである。
われわれは、改めて、無法な軍事占領と住民虐殺をやめ、イラク国民に主権を回復し、国連を中心とした復興・支援に道を切り開くことを強く要求する。
2004年11月11日
安保破棄大阪実行委員会 |
ファルージャで市民の犠牲が増えイラク全土にも殺戮と抵抗が広がる中、大阪実行委員会は「23日行動」を繰り上げ、22日の昼にも再度抗議行動をおこないました。イラクの事態を憂慮した各団体からプラカードや横断幕・団体旗を持って約60人が駆けつけ、自由法曹団・民青・北区革新懇・府高教・民医連・自治労連などの代表とともに、共産党の宮本岳志前参院議員も力強く訴えました。
マイクを握った高校生は罪もない市民、子どもたちの命を日々奪っている米軍の蛮行をやめさせたいと涙ながらに訴えました。
北・中央区実行委が毎水曜昼休み抗議行動
11月24日から、北区と中央区の安保実行委員会が共同でアメリカ総領事館前の抗議行動を開始しました。2回目の12月1日には36人が駆けつけ、それぞれ約30分間、抗議の意思表明と唱和を繰り返しました。この昼休み抗議行動は、12月も毎水曜日の12時15分から行われる予定。
日本平和大会 in 佐世保に大阪から24人
大教組・府高教・自治労連・府職労・生協労連・平和委員会・共産党・民医連・新婦人・原水協・大阪安保(中野綾子事務局員)の代表など24人が参加しました。
◆日本平和大会「行動提起」から
@学習広げ、草の根からの運動強化を
A11・30(緊急中央集会)〜12・14(自衛 隊派兵期限切れ)を、「ファルージャ への攻撃即時中止!アメリカはイラク から直ちに撤退せよ。自衛隊の派兵延 長反対全国運動強化期間」に設定
B12・21(名護新基地建設市民投票7周 年)を「沖縄の基地撤去要求実現に連 帯する全国一斉行動日」に設定。同日付現地2紙への「連帯意見広告」掲載、運動、辺野古「海上大会」
C「在日米軍基地再編強化」と有事体制 確立に反対する取組み
Dイラク戦争開始2周年「3・20」の国際的反戦行動
E改憲阻止・被爆60周年などの取組み 急ごう!沖縄支援・連帯緊急募金
12月21日は沖縄支援連帯全国いっせい行動
◆この日の「琉球新報」「沖縄タイムス」に連帯意見広告
12月21日は名護の新基地建設の是非を問う「名護市民投票」から7年目にあたります。中央実行委員会がよびかけた本土からの連帯意見広告現地紙に掲載されます。大阪からは6日現在約60団体から応募・賛同が寄せられています。
◆12月19・20日、近畿の民医連が辺野古へ代表派遣
辺野古の新基地建設問題が緊迫している中、大阪をはじめ近畿の民医連が共同して、職場でカンパを募り連帯代表団を派遣、2日間現地の座り込み行動に参加します。
◆各種署名2,526筆、中央へ送付
この間、大阪実行委員会にはイラク・沖縄などの緊急署名が次つぎ届けられており、10月末、第1次分として中央実行委員会を通じて国会に送付しました。
◆「安保破棄ニュース特集号354号」を発行
11月19日から佐世保で開催された「04年日本平和大会」にあたって、大阪の活動を紹介・反映させるため、大阪実行委員会は「安保破棄ニュース」354号を「特集号」として発行しました。
「3・20人絵文字行動」、大阪港の軍事使用の拡大、有事法制反対のたたかい、夏の北海道平和ツアーなどことしの主なとりくみをまとめるとともに、353号(10月28日発行)以降の沖縄連帯行動、「10・21大阪集会」、香田さん拘束と殺害(10・29昼休み抗議集会支援、11・4昼・夜の2回の集会・デモ)、ファルージャ総攻撃に抗議する緊急行動(11月11日アメリカ総領事館抗議50余人)など最近の活動も紹介しています。
平和大会で配った「特集号」をみて、北海道ツアーについて浜松市職の方から問い合わせと資料送付の要請がありました。
◆津軽「ほほえみりんご」を新潟の被災者に・・共産党府委員会
中越地震の被災者救援活動を続けている共産党は、その一環として津軽農民組合のりんごを被災地に送ることになり、大阪安保を通じて6日、10`入り60箱を届けました。
|