オスプレイ、本州(海兵隊岩国基地?)に

  秋の普天間基地配備にさきがけて

 日米両政府は、垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ(写真)を海兵隊普天間基地(沖縄県宜野湾市)に今秋から配備する前に、本州の在日米軍基地や自衛隊基地に一時的に駐機させる方向で調整していることが明らかとなりました。沖縄県内の反対世論を和らげるため、7月にもオスプレイ12機を駐機させ、試験飛行などを実施するというものです。
 米国防総省は、海兵隊のCH46中型ヘリコプターの後継機としてオスプレイを今年10月に12機、最終的には24機普天間基地に配備する方針です。オスプレイは、開発段階で墜落事故が相次ぎ安全性や騒音に対する懸念から地元宜野湾市や沖縄県議会も配備に反対しています。このため、 日米両政府は同機を本州の基地に一時駐機させる方向。駐機場所として1月の選挙で基地容認の現職市長が当選した岩国市の海兵隊基地(山口県)などが検討される模様です。
 なお、このオスプレイ試験配備問題については 4月28日の集会シンポで詳しく現地、岩国からの報告をしていただく予定です。


大阪安保500ヵ所学習運動
 
2月末で13ヵ所 さらに運動強化の必要

 大阪での学習運動は開始から1月半が経過し、後半に入ろうとしています。神奈川をはじめ全国でも取り組みが始まったというところですが、全教では、安保学習運動を計画的に進める動きが見られます。
 しかし、お膝元の大阪では新婦人などでの学習運動の進展などはありながらも、「計画を持って取り組むことになっていない」のが現状です。
 後半に入る今、各地域・団体でもう一度学習運動の意義に立ち返り学習計画を立て日程を調整し旺盛な学習運動を展開しましょう。 またこの運動のなかでは、安保学習の基礎となる次のようなパンフなどの普及にも取り組んでいます。これらの資料は、個人でもグループでの読み合わせ(これも学習会)にも利用できるものです。
  ◇「1からわかる安保」(200円)
  ◇「原発・原子力空母と日米安保」(400円)
  ◇「アメリカのポチと嗤われる日本の不思議」(1500円)牧俊太郎著
※スタート講座で使用したパワーポイント「3・11を見つめ基地、TPP問題を考える」(CD、1000円)は、安保検定問題も入っていて広島、岐阜、滋賀、神奈川などから注文があるなど好評。各地域・団体での学習会にぜひご活用ください。 なお、このパワーポイントは大阪安保のホームページにものせてあります。利用してください(ページ左参照下さい)。



   2012年
大阪安保幹事会・特別講演のご案内

 昨秋の幹事会から約半年経過したもとで、安保破棄大阪実行委員会は次のように2012年第1回幹事会を開催します。
 沖縄の基地問題をめぐるたたかいや、500カ所安保学習運動などを総括するとともに、「橋下・維新の会」による憲法違反の民主主義への挑戦、攻撃の問題や、今後予想される解散・総選挙、沖縄県議選(6月10日投票)などを展望し、春から夏に向けてのたたかいの意思統一をはかります。
 同時に、今国会で上程が予定される「社会保障と消費税増税の一体改革」が、日米安保条約のもとでどのように位置づけられるか学習を深めるため特別講演を聴くことにします。
 各加盟団体・地域実行委の代表・個人幹事のみなさんをはじめ多数のご参加をお願いします。
 
  ◇ 日時 3月31日(土)午後1時30分〜5時
  ◇会場 大阪府社会福祉会館5階
  ◇内容
   ●特別講演(午後1時30分〜午後3時)
       「くらしも雇用もたいへん!根っこ は安保!」
   講師 中田 進氏(関西勤労協)
  ●幹事会(午後3時30分〜午後5時)
   総括、情勢、活動方針、2012年決算、同予算、役員体制など



旧安保条約発効60年、「4・28」統一行動

 4月28日はサンフランシスコ条約と安保条約が発効して60年の節目に当たります。 戦後日本は、全面講和を選択できず、米国の支配と核の傘のもとで軍事・政治・経済・くらしなどが束縛されてきました。いままた、原発もTPP問題も3・11のフィルターにかけずにそのまま推進しようとしています。これを機会に、安保問題に詳しい元国会議員の小泉親司さんの講演を聞くとともに、オスプレイの試験配備が心配される山口・岩国と東電でさえ立地できなかった原子炉が空母に搭載され配備されている神奈川・横須賀から代表を迎え、集会をひらきシンポジウム形式で日米安保条約と基地の実態について学習したいと思います。 大阪安保学習運動のしめくくりともいうべきイベントです。各地域、団体の方でも自らの学習運動の総まとめとして参加確認の取り組みをお願いします。
案内ビラ(PDF版ダウンロード)

 ◇日時 4月28日(土)午後1時〜5時
 ◇場所 大阪市立住まいと情報センター3階ホール
 ◇規模 300名
 ◇内容 主催者あいさつ
     基調講演「米軍再編と日米協議の動向」
         (仮題)
     講師  小泉親司さん
         (日本共産党基地対策委員会責任者)
         報告(25分)「いま、基地の状況はどうなっているか」
         ・吉岡光則さん(山口県岩国市「住民投票を力に豊かな岩国をめざす会代表」
         ・新倉泰雄さん(神奈川県横須賀市「米原子力空母の横須賀配を阻止する
          三浦半島連絡会」事務局長)。



中央安保意見広告運動にご賛同を

  安保破棄中央実行委員会は、基地のない沖縄をめざすオール沖縄のたた かいに全国的連帯・支援を行うため、次の要領で「全国紙・沖縄2紙の意見広告運動」にとりくんでいます。皆さんのご賛同をお願いします。

   ・名 称 普天間基地の無条件撤去、辺野古新基地建設反対を訴える意見広
  ・目 的 @国民世論に訴える
       A賛同運動を通じて各団体と構成員の学習運動参加を広げる
  ・掲載紙 朝日新聞全国版と沖縄2紙への全面広告
  ・掲載日 2012年5月頃
    紙面には賛同団体だけで、個人名は掲載しない。
  ・賛同金 個人1口1000円、団体1口5000円
  ・締 切 4月末日、賛同ビラ、当面5000枚



「なくそう原発3・11府民集会」に
8000人。展示・販売

 11日、「なくそう原発府民集会」に 「大阪AALA」と共催でテントを一張り借り、サーターアンダギーなどの物品と「1からわかる安保」などの書籍販売を行いました。
 テント内では、「大阪AALA」と共に原発推進の根っこある日米原子力協定の問題点などを明らかにしたパネル(10枚)の展示も行いました。英語による説明も入っていたこともあり、米国の研究者(30歳)がこちらの説明に熱心に聞き入ってくれ、このパネルは「よい資料だ」と感想を述べていました。
 英語だけでなく他の外国語も用いての展示なども求められるようです。


《↓↓展示パネルの1枚》

グリーンエネルギーと米国の核の傘の下での抑止拒否の双方の道へ
日本の核遺産についての評価が今おこりつつある。日本の国民が、第2次世界大戦の恐怖を味わったあと平和憲法と反核主義の道を切り開いたのと同じように、今回の悲劇から前へ進みグリーンエネルギーへの道と米国の核の傘のもとでの抑止を否認する道を敷くことを願うばかりだ。
 (P.カズニック アメリカン大学教授)
(米「ブレティン・オブ・ゼ・アトミック・サイエンティスツ」誌電子版に4月13日掲載された論文より)



「竹馬さんの労に感謝し、励ます集い」
参加者も元気に!「寿命が延びた」

 2月19日(日)、大阪弥生会館で開催された「励ます集い」には他府県からもご出席をいただくなど、会場いっぱいの111名で盛会となりました。「集い」は「実行委員会」をつくって呼びかけたものです。
 最初に、パワーポイントで百枚以上の写真と竹馬さんの長年のパートナー中野事務局次長のナレーションで安保廃棄のために歩んだ竹馬さんの46年の足跡が振り返られました。続いて、菅生厚さん(元日本共産党大阪府委員会)、東森英男さん(中央安保事務局長)、宮本岳志日本共産党衆議院議 員などから、それぞれ挨拶がありました。
 菅生さんは基地のない大阪で日米安保に挑み続けたこと、東森さんは米軍基地のない大阪で全国、特に沖縄の基地に反対するたたか いに連帯し励まし続けたこと、宮本さんは若いころ竹馬さんと一緒によく活動したことなどを語りました。
 続いて、二部に移り、各界・団体からの竹馬さんの人柄や持ち味を髣髴させるスピーチがありました。次にお礼の挨拶を行った竹馬さん本人にお孫さんなどから花束が送られたあと、目録が贈呈されました。
 この後、うたごえ協議会による歌の披露と竹馬さんの旧友などからのテーブルスピーチが続き、植田晃子・母親連絡会会長からの閉会の挨拶で和やかな集いの幕は下りました。「同窓会のような場だった」「お年寄りの方がオールドボルシェビキぶりを発揮されて意気軒昂であった」など「元気の出る集い」だったと参加者の声が寄せらました。


「教育・職員基本条例はやめろ!」
2月の「23 日」定例宣伝は夕方実施

 安保破棄大阪実行委員会は、2月23日の午後5時から淀屋橋・大阪市役所前で定例宣伝を実施しました。この日は、府議会開会日にむけて集会、昼デモと重なったため夕方に変更。宣伝では、植田事務局長は次のように訴えました。 「辺野古への新基地建設についての国の環境影響評価書(アセスメント)に対し沖縄県仲井真知事が意見書を出し、その中ではじめて『県内移設反対』を文書化しました。『オール沖縄』の県民の総意による基地撤去のたたかいに大阪からも支援していきましょう」   また、受け取りのよかった400枚のビラの裏は、2条例案問題の特集をのせ「2条例案は撤回せよ!」「橋下市長による『思想調査』はすぐに廃棄しようと呼びかけるものでした。



大阪で映画「ひまわり」を成功させよう

 大阪では、昨年末から映画「ひまわり」の製作と普及をすすめる運動が取り組まれています。この映画は、1959年6月に現うるま市の宮森小学校に米軍ジェット機が墜落し、学童11人、住民6人の尊い命を奪った大惨事を今に蘇らせ、沖縄の基地問題についてその解決を呼びかけるものです。中央段階では、小森陽一(東大教授)さん、吉永小百合(俳優)さんなどが呼びかけ人となり賛同運動が進み始めています。今、大阪の上映普及実行委員会では次の呼びかけを各団体に行っているところです。ご協力をお願いします。

  ◇「映画『ひまわり』を成功させる集い」
          (3月30日 午後6時半〜、たかつガーデン)への参加
  ◇映画製作協力金一口10万円への協力。協力者には製作協力券100枚を渡す。
   カンパした個人・団体の名前を映画の最後に紹介
  ◇大阪・映画『ひまわり』を成功させる会への加入


●映画『ひまわり』を成功させる大阪準備会  大阪労連議長・川辺和宏、大教組委員長・田中康寛、安保破棄大阪実行委員会事務局長・植田保二
●映画「ひまわり」上映普及委員会代表 梅田光正