359号
 2005.4.2.8
目   次
◆4.23信太山集会に130人、デモと申し入れ
 中部方面対派兵反対に関する自治体要請の結果
◆沖縄での全国基地交流会議
◆大阪城公園「3.20人文字」に大きな反響
◆2.15小泉親司さん講演パンフの普及開始
◆菅原さん、ありがとうございました
◆4月30日=ベトナム戦争終結30周年で
信太山駐屯地へ「派兵するな!」
4・23信太山集会に130人、デモと申し入れ


4.23信太山集会後のデモ 和泉市・信太山には、5月に数十人の部隊がイラクに派兵される第3師団第37普通科連隊が駐屯しています。
 4月23日(土)午後、信太山で「イラクへ行くな!自衛隊」の宣伝と集会・デモが行われ、約130人が参加しました。よびかけたのは、安保破棄大阪実行委員会、同和泉実行委員会、大阪労連阪南地区協議会、和泉平和委員会の4団体。
 和泉市立人権・文化センターでの短時間の集会の後、高校生を先頭にしたデモは駐屯地正門前を経てフェンス沿いに進み、官舎前もから黒鳥山公園入り口まで行進しました。解散後、参加者は駐屯地南門からフェンスに沿って並び、「イラクに行くな」などと力強く唱和しました。この日の行動は翌日の「朝日」がカラー写真入りで報道しました。
 行進の途中、代表が、駐屯地内に入って、「集会宣言」の内容にもとづく大野防衛庁長官あての「申し入れ書」(別掲)を手交しました。
 また、当日正午から、JR和泉府中と信太山駅前で、宣伝カーからこの行動の意義を訴え、市民にビラを配りました。


大久保、伊丹の集会にも代表参加

 この行動に前後して行われた「4・10大久保集会」(宇治)とヒューマンチェーン行動には大阪安保代表が、また「4・24伊丹集会」には大阪安保ののぼり旗のもとに、大阪安保事務局、府高教・北区実行委員会の代表が参加し、第3師団司令部を「人間の鎖」で包囲しました。

◆中部方面隊派兵反対に関する自治体要請の結果

 ことし1月、大阪実行委員会と大阪平和委員会は連名で、府下の全自治体議会に「中部方面隊のイラク派兵に反対する意見書」の採択を要請する請願を提出しました。
 各自治体からの「報告」が届いています。いずれも意見書の採択には到っていません。3/25泉大津市議会(運営委員会で全会一致に至らず上程できず)、3/28大阪市(建設港湾委員会で審査の結果、不採択)、3/28高石市(定例会上程合意に至らず不採択)、3/28和泉(運営委員会で協議したが、本会議での議決に至らず)、3/29大阪狭山(全会一致に至らず不採択)、3/30交野(同)、3/31堺(議案として提出されたが否決)。

 沖縄での全国基地交流会議

 「米軍基地の『再編・強化』に反対する国民的なたたかいを」のスローガンを掲げて、中央実行委員会が4月2〜4日、沖縄で開催した「全国基地活動者会議」に、大阪からも参加し、京都・滋賀・兵庫・愛媛からの参加者と行動を共にしました。
名護�・辺野古海岸の座り込み行動

 集会では、中央の問題提起、沖縄・神奈川からの特別報告、新原昭治・佐藤三男氏の講演、全国各地の基地からの報告と発言が相次ぎました。
 全体を通して、沖縄・神奈川などの自治体・住民ぐるみの基地闘争の発展、重大な局面を迎えている普天間・辺野古・下地島など沖縄の基地問題で日米政府を追い詰めつつあること、イラク占領の行き詰まりのもと「同盟国」と外国軍の動員が重視される中で戦後最大の「米軍基地再編」が画策され、海外派兵型自衛隊への変貌と、有事・国民保護の名による戦時体制づくりが進められていることが明らかになりました。
 日本がアジアと世界からますます孤立を深めつつある中で、改憲策動の背景に日米安保とその拡大強化があり、「安保を語ることにいま遠慮はいらない」情勢を迎えていることなどが強調されました。
 詳細は、中央実行委員会機関紙『安保廃宜野湾市役所前で井波洋一市長と棄』4月号参照。
 3日目は、宜野湾市役所玄関で伊波洋一市長と、金武町伊芸区公民館で池原政区長と交流の後、名護・辺野古海岸の座り込みに参加しました。

●「5・15普天間包囲行動・県民大会」、伊芸区・辺野古・下地島激励行動に代表派遣(5月14〜17日)近づく!

大阪城公園!!「3.20人文字」に大きな反響 

 3月20日、大阪城公園・太陽の広場にみんなで描き上げた「平和 9」の色鮮やかな人文字は全国でも注目を集めています。
 「9の字の一点となり大阪より世界へ平和の人文字送る」(土屋登、4・12「赤旗歌壇」)。
中央団体をふくめて各団体の機関紙などに、峯松進・大阪民主新報記者がチャーター・ヘリから撮影した写真が紹介され、大阪憲法会議・共同センターが発行した第3次リーフや大阪安保の「小泉講演パンフ」の表紙にも使われました。日本共産党が発行した新しいポスターにも、「まもろう憲法9条」のよびかけの下部にこの写真が掲載されています。

2・15小泉親司さん講演パンフの普及開始

 「2・15安保学習集会」での小泉親司さんの講演をまとめたパンフ(A5版40頁)がようやく発行され、各団体に見本を送付して積極的な活用をよびかけています。


菅原藤子さん、ありがとうございました

 大阪母親大会連絡会委員長の菅原藤子さんが去る3月21日に逝去されました。菅原さんは大阪安保の代表幹事を長くつとめ、各地への基地調査行動などにも参加されました。
 「北海道平和ツアー」には79年の第2回から6年連続で参加され、矢臼別・川瀬さんの奥さん(普実子さん)が亡くなられた翌年97年にも弔問を兼ねて久しぶりに参加されました。
 85年にはF16戦闘機の配備に反対する三沢大集会に、86年にはNLP基地建設反対でがんばる三宅島への大阪からの初めての「調査交流団」に団長として、また、87年11月にも大分県・日出生台の日米合同演習反対集会に、大阪から駆けつけ現地を励ました5人の代表団(竹馬事務局長、北区・丑寅事務局長、箕面・川口事務局長、羽曳野市職・成田さん)ともども、先頭切って参加されました。
 菅原さんは、基地の問題にこだわって「現場に行って自分の目で見る」ことをいつも心がけている私たちを、「基地気違いやねぇ」と揶揄しつつ、米軍基地の存在しない大阪での安保廃棄のたたかいのあり様について、常に実践的な示唆を与えて下さいました。

 菅原さんに「お別れする会」は、大阪母親大会実行委員会がよびかけて、5月4日(休)2時から、上六教育会館(たかつガーデン)8Fたかつの間で行われます。

4月30日=ベトナム戦争終結30周年で


 4月30日はベトナム戦争勝利・終結の30周年にあたります。大阪安保は40年前の結成以来、ベトナム侵略戦争反対・ベトナム人民支援のさまざまな活動を行ってきました。
 68年4月には日本ベトナム友好協会などと共同して「ベトナム人民支援大阪センター」を設置し、「1000万円募金運動」や支援バッジの普及などにとりくみました。74年3月にはストックホルムで開かれた「ベトナムに関するパリ協定実施のための国際会議」に寺本敏夫事務局長(当時)を派遣しました。
 30周年を記念してこの4月末にベトナムを訪問する日本ベトナム友好協会大阪府連のツアーに、大阪実行委員会は当時の支援活動資材(「NO!NIXONバッジ」数十個と「ベトナム支援展示用組写真」「ベトナム出撃基地組写真(中央安保作成)」の2種14セット)、カンボジア人民支援ポスターなど託しました。

●4年半ぶりの帰島なった三宅島へ11年ぶりの「激励交流ツアー」計画 7月20〜23日


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