米軍基地と変貌する自衛隊~京都米軍基地&自衛隊視察ツアー

2019年11月15日


 今回のツアー(10月)は、近畿で唯一の米軍基地である京丹後市・経ケ岬の近くに造られた米軍のⅩバンドレーダー基地と変貌する自衛隊の実態を現地で視察する目的で企画しましたが、まさにその目的を十分に果たすことができました。

 2013年2月、安倍首相とオバマ大統領による首脳会談に端を発する経ケ岬のⅩバンドレーダー基地問題。
 2013年9月に市長や知事が協力を表明すると、直ちに予定地の地権者40人を訪問して、年内には1人の方を除いて契約書を取り付け、翌年5月には米軍基地の建設工事を開始。10月には、レーダー本体が多数の警察隊の封鎖の中搬入され、12月26日からレーダーが本格稼働されます。

 計画が持ち上がってから6年8か月。地元では様々な問題が起こっています。
 レーダー設備を動かす電力を供給するための発電機による騒音はすさまじく、住民の苦情により昨年9月から関電の商業電力導入で解決するはずでしたが、その後も深夜・早朝も問わずにしばしば発電機が稼働しています。
 米軍関連の交通事故が分かっているだけで既に76件発生。しかも、今年の3月に行われた「安全・安心対策連絡会」において今後の事故情報は件数のみとすると表明。
 そして、昨年5月にはドクターヘリによる緊急搬送が、レーダーが「停波」されなかったために支障をきたすという重大事が起こっています。

 導入が決定するまでは、防衛省が市へ「皆様にご理解いただいて」と4回ものの説明を行い、あたかも市民に「寄り添う」姿勢を見せながら、レーダーが設置され稼働しだすと、手のひらを返したような対応を行う。

 また、2016年11月8日に日米合同委員会で、Ⅹバンドレーダー基地に配置されている米軍や軍属による自衛隊の福知山射撃場での射撃訓練が合意されるや、わずか3週間後の11月29日から実弾射撃訓練が強行され、既に22回行われていますが、いつ実施されるのかも知らされることはありません。
 さらに、舞鶴の自衛隊基地の中には米国製のミサイルの整備場が造られるなど、ますます自衛隊は米軍との一体化を進めています。

 これこそが、日本国中どこにでも設置しようとすれば、地元の了承など必要とせずに米軍基地を造り、住民のいのち・安心・安全よりも米軍の運用を優先して、約束など守らなくても平気という「日米地位協定」の実態です。
 いまこそ、「日米地位協定」の抜本的改定を求める署名を大きく広げ、各自治体から国への同趣旨の「意見書」採択を進める運動を高めるため、力を合わせましょう。

安保破棄ニュース511号(2019.11.15)より


臨時国会開会

2019年10月10日

 
  10月4日、半年間も予算委員会の開会を拒否し続けたまま閉会されていた国会がようやく始まり、12月9日までの日程で行われています。
 直前の10月1日には消費税10%への増税を強行し、当然、安倍首相による所信表明演説では丁寧な説明がなされるべきでしたが、「消費税率引き上げによる影響には、引き続き十分に目配りしてまいります」と一言触れただけ。

 また、開会直前に明るみに出た関西電力幹部らに国民の電気料金を原資とする「原発マネー」が還流していたという疑惑には一切触れず、原発問題そのものについても触れないという、極めて無責任な、国民に向き合わない姿勢が露わとなりました。
 そして一方、「新しい令和の時代にふさわしい、希望にあふれ、誇りある日本を創り上げ、次の世代へと引き渡していく」と饒舌に語ったのが憲法問題。

 「日本がどのような国を目指すのか。その理想を議論すべき場こそ、憲法審査会だ。しっかり議論し、国民への責任を果たそう」と、憲法尊重擁護義務違反・三権分立を侵す発言を繰り返し、改憲への執念を露わにしました。
 しかし、私が今回の安倍首相による所信表明演説の中で、絶対に許せないのが歴史をねじ曲げての発言です。

 第1次世界大戦の戦後処理を話し合った1919年のパリ講和会議において、日本が「人種平等」提案を行ったことをあげ、あたかも、戦前の日本が植民地主義に反対したかのように述べ、それが後の国際人権規約などの基本原則につながっているかのように描いていますが、事実は全く違います。
 その当時、日本は軍事的強圧の下に1910年には「韓国併合条約」を結ばせ、朝鮮半島を植民地支配し、中国大陸への侵略戦争に乗り出していたというのが歴史の事実です。
 民族自決権を踏みにじる行為を続けておきながら、よくもそんなことが言えたと思いますが、安倍首相はその許されざる行為を、現在の社会において繰り返していると言わねばなりません。

 韓国大法院が「徴用工」問題について日本企業への賠償命令を下したことに対して、日韓両政府がこれまで、1965年の日韓請求権協定が「放棄」したのは国民自身の請求権を基礎とする国の賠償請求権(=「外交保護権」)であり、「個人の請求権は消滅していない」との立場で共通していたにもかかわらず、安倍政権は協定で「解決済み」と繰り返し、日本の過去の侵略戦争・植民地支配と結びついた重大な人権問題をなかったことにしようとしています。

 そしてまったく同じ時期に起こっている日本軍「慰安婦」の問題も同様。
 「表現の不自由展」をめぐり補助金不交付を行うなど、断じて許されることではありません。
 朝鮮半島の皆さんとの歴史に正面から向き合い、誤りを認め、未来への教訓にする姿勢を土台にしてこそ友好的な国交を回復することができるでしょう。
 歴史をねじ曲げようとする安倍政権に未来を語る資格はありません。

 安倍9条改憲を断じて許さず、憲法の平和・人権・民主主義が生かされる政治を実現するため、さらに共闘の力を発揮してたたかいましょう。


安保破棄ニュース510号(2019.10.10)より


◆日米地位協定の抜本的改定にむけて (クリックで本文表示)

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◆誰もが自分らしく
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◆不屈の闘いを学ぶ
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◆今年は政治決戦の年
主権者国民は決して諦めない! (クリックで本文表示)


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◆沖縄県知事選挙
大阪安保としての勝利報告集会 (クリックで本文表示)


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《とりくみカレンダー》
11月
22日(金) 11月の大阪安保23定例宣伝
◆日時:11月22日(金)12:00~
◆場所:淀屋橋・大阪市役所前
29日(金)~12月1日(日) 安保破棄中央実行委員会
「宮古島・石垣島への支援連帯行動」

◆日時:11月29日(金)~12月1日(日)
◆詳細は、大阪安保までお問い合わせください
12月
1日(日) 「日米合同演習反対」あいば野大集会
◆日時:12月1日(日)13:30~
◆場所:近江今津・住吉公園
23日(月) 12月の大阪安保23定例宣伝
◆日時:12月23日(月)12:00~
◆場所:淀屋橋・大阪市役所前


日米地位協定の異常さが短時間で学べる「日米地位協定告発リーフ」活用のお願い
 安保破棄中実行委員会は、日米地位協定の異常さが短時間で学べる「日米地位協定告発リーフレット」を作成しました。来年の6月までに500万目標に取り組む、日米地位協定の抜本改定を求める署名運動の推進資料として幅広い活用を呼びかけます。
 「日米地位協定の抜本的改定を求める請願」署名と、「日米地位協定 -沖縄からの告発」のブックレットとともに大量活用をお願いします。大阪安保までご連絡お願いします。


日米地位協定の異常さが短時間で学べる「日米地位協定告発リーフ」PDF版はコチラ
「辺野古新基地建設工事中止・普天間基地撤去を求める」新聞意見広告を6紙に掲載〔2019年4月9日〕 PDF


◆日米地位協定の抜本的改定を求める請願(新しい署名用紙)
(署名用紙‐PDF)


安保がわかるブックレット⑰『日米地位協定-沖縄からの告発-』の活用の呼びかけ
 安保破棄中央実行委員会は、日米地位協定の抜本改定をすすめるために、新しいブックレット⑰『日米地位協定-沖縄からの告発-』を発行しました。執筆者は仲山忠克さん(弁護士、沖縄革新懇代表世話人)、小泉親司さん(安保破棄中央実行委員会常任幹事)、渡久地修さん(日本共産党沖縄県議団長)の3人。日米地位協定の成り立ちと基本的問題とともに、具体的事例を通して日米地位協定の問題点を明らかにしています。沖縄に連帯、支援する活動の学習テキストとして活用を呼びかけます。頒価400円、大量活用割引あります。(中央安保呼びかけビラより)
 問い合わせは大阪安保までお願いします。


安保がわかるブックレット17-日米地位協定~沖縄からの告発~

「辺野古新基地建設工事中止・普天間基地撤去を求める」新聞意見広告を6紙に掲載〔2019年4月9日〕 PDF


◆辺野古に新しい基地はつくらせません―世界一危険な普天間基地の撤去を
(署名用紙‐PDF)


 米軍は、10月21日深夜午前4時15分過ぎに経ヶ岬の米軍基地にXバンドレーダーを搬入した。石川県航空自衛隊小松基地からの陸路搬入で、住民に全く知らせず、またマスコミにも知らせず秘密裏に強行した。Xバンドレーダーの搬入強行は、とうてい認めがたいものであり、私たちは満身の怒りをこめて抗議する。(安保破棄・諸要求貫徹大阪実行委員会の「抗議声明」より)
◆発表した【抗議声明】全文はコチラ(ワード文書)

高江ヘリパッド建設反対署名

(左)「10・6オスプレイ来るな」日米合同演習反対あいば野大集会ポスター(1枚100円で頒布中) 
《新着情報・よびかけ》

◆安保破棄ニュース511号(2019.11.15 )

■米軍基地と変貌する自衛隊
近畿安保 京都米軍基地&自衛隊視察ツアー
■日本のどこにも米軍基地はいらない
11月10日(日)開催の「米軍基地はいらんちゃ!FESTA2019」報告
《住民の命を守れ!実弾演習するな!オスプレイいらない!》
■12月1日(日)開催の、日米合同演習反対「あいば野大集会」に参加しよう
■23定例宣伝行動
~10月の定例宣伝。通算380
回めの23行動。ビラ配布と訴え、「日米地位協定の抜本的改定を求める」請願署名を14名の参加で行う。




511号PDF版  ワード版はコチラ

《安倍9条改憲NO!日米合同軍事演習反対!》
◆「日米合同演習反対 あいば野集会」
日時:2019年12月1日(日)滋賀県高島市・住吉公園

 


(昨年の12月8日(土)住吉公園での「あいば野集会」の様子)




オスプレイの配備撤回、自衛隊のオスプレイ導入中止を求める(声明)2017年8月9日

◆長編映画「沖縄ぬ思い(うちなぁぬうむい)」
予告編(3:37)

■沖縄県民は米軍基地の押しつけにどうあらがってきたのか?
翁長知事を先頭にした「オール沖縄」の闘いの源流はなにか?
答えはすべて沖縄の歴史にあります。今回、沖縄に残された貴重な記録映画も交え、いまにつながる沖縄の歴史を知ることができる長編ドキュメンタリー映画「沖縄ぬ思い」が製作されました。
上映時間、1時間38分。ぜひみなさんそろってご覧ください。

大阪での上映運動を進めています。上映会の日程などが決まり次第掲載していきます。また、DVD、Blue-ray版での貸し出しを行いますので、取り扱いなどについて大阪安保までお問合せください。

https://www.youtube.com/watch?v=1RYuCTiQi6c