税金の浪費と国家財政破綻の元凶の一つが95年度からの「公共投資基本計画」。13年間で630兆円、国と地方で年間50兆円。下水道や住宅など国民にとって本当に必要な公共事業に取り組むのではなく、大半が巨大プロジェクト中心の投資で、「総額先にありき」の計画です。
発端は90年2月の「日米構造協議」。政府はアメリカの圧力に屈して、91年度から10年で430兆円の投資計画を決め、その後さらに200兆円を積み増ししました。
財政危機の最大の原因であるこうしたバラマキ・浪費のゼネコン型公共事業を続ける一方、70兆円もの銀行支援、消費税増税や福祉予算の削減などの「逆立ち財政」で景気も財政も一層深刻化し、ツケは国民へー。対米約束の軍拡とゼネコンだけがよろこぶ公共投資、この背景には日米安保があります。
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